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中国四大山海珍味

中国四大山海珍味

中国四大山海珍味とは

長い歴史を持ち、奥深く幅広い食文化を持つ中国。そんな料理大国・中国で四大山海珍味と呼ばれる食材をご存知でしょうか?

「珍味」と聞くとゲテモノ料理のようなイメージを抱く方も少ないと思いますが、ここで紹介している4つの食材は、どれも栄養価や食感、風味など、どれも特筆すべき個性を持っています。かつては宮廷料理として供されていたとのことで、それだけ価値の高い食材だったのです。

熊の手

熊の手

文字通り、熊の手の部分を使った食材。中国四大山海珍味のほか、「龍肝」「鳳髄」「豹胎」「鯉(鯪鯉、穿山甲)尾」「猩唇(麋鹿(シフゾウ)の頬)」「鴞(ミミズク)炙」「酥酪蝉」と並んで「周の八珍」のひとつにも数えられています。

味は豚足に似ていると言われており、コラーゲンが豊富で、ゼラチンの塊のような食感が楽しめるそうです。調理するのに手間暇のかかる食材で、中国の伝統的な調理法では、臭み取りなどの下処理に10日間もかかるそうです。日本でも一部の専門店で提供されていますが、希少性のため値段は高く、やはり一般的な食材とは言えません。

フカヒレ

フカヒレ

フカヒレは「アワビ」「燕の巣」とともに、中国三大珍味とも称されている高級食材。フカヒレスープや姿煮などは日本でもよく知られているメニューですね。

大きなサメの尾ひれや背びれを乾燥させたもので、中国では明の時代から食べられているそうです。その製法は、生のフカヒレを加熱してから表面の皮を削り取り、脂を落としてから天日干しにするというもの。熊の手と同じく、希少で手間暇のかかる食材です。

フカヒレ自体には味も香りもほとんどなく、食感は春雨に似ています。栄養価は高く、タンパク質やビタミン、ミネラル、コンドロイチンがたっぷり含まれています。

ナマコ

ナマコ

日本でも酢の物や塩辛、このわたなどの材料として親しまれているナマコ。中国では古くから珍重されてきた食材で、高麗人参と同じ薬効を持つことから「海參ハイシャン(海の高麗人参)」と呼ばれています。

中国は乾燥させたものを茹で戻して使うのが一般的で、生のナマコと違い、モチモチした食感となめらかな舌触りが特徴。明時代の皇帝である「万暦帝」が好んで食べていたという記録があり、当時から高級食材として人気だったようです。

何より注目されていたのは、その薬効です。朝鮮人参と同じくサポニンが含まれており、これは動物性の食材としては非常に珍しいこと。ほかにもコラーゲンやアミノ酸が豊富で、美容・健康の維持に役立つと言われています。

ヤマブシタケ

ヤマブシタケ

中国四大山海珍味の中でも、あまり聞き馴染みのない食材であるヤマブシタケ。ヤマブシタケは、中国、欧米、北アフリカのほか、日本にも分布しているキノコ一種。

一般的なキノコのように傘や柄を持たず、白いひげのような針がたくさん垂れ下がったような形をしています。その見た目が山伏の装束についている飾り(梵天)に似ていることからヤマブシタケと名付けられたようです。

日本でも「幻のキノコ」と呼ばれる珍しいキノコですが、中国でも宮廷料理などに使われた貴重な食材だったようです。豊富な栄養が含まれ、様々な薬効が期待されることから、古くから漢方薬としても珍重されてきました。味や香りにクセがなく、独特のやわらかな食感を活かして汁物や鍋料理に入れるのが一般的な食べ方です。

近年では健康への有用性に注目が集まって研究が進み、人工栽培やサプリメント開発も盛んに行われているそうです。